2月10日までに東京オリンピックの聖火ランナーを少なくとも3人が辞退したことが分かりました。
コロナウイルスの影響もある中、森会長の女性軽視発言が関係しているようです。
世界的にも様々な分野で男女差別の問題が話題になっているので、今後もランナーの辞退が続く可能性があります。
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聖火ランナー辞退者一覧
10日時点で下記の方が辞退を申し出ています。
1.ロンドンブーツ1号2号 田村淳さん
2.福島県田村市 会社役員 坪倉新治さん
3.高校生棋士 藤井聡太さん
ロンドンブーツ1号2号 田村淳さん
田村さんは岡山県に辞退の申し出をしました。今回の辞退の理由については、やはり森会長の発言が関わっていることを、自身のYouTubeでも語っています。
福島県田村市 坪倉新治さん
3月25日から始まる予定の聖火リレーは、坪倉さんが走る福島県からスタートをします。復興の象徴として、地域住民も期待していただけに、ご本人にとっても悲しい決断だったと思います。
高校生棋士 藤井聡太さん
10日時点で辞退を申し出たと発表がありましたが、本件は森会長の発言とは関係ないとのこと。コロナウイルスの影響や昨年からの開催の延期が主な原因のようです。
ランナー辞退の損害金額は?
聖火ランナーが辞退することで、損害は発生するのでしょうか?
実は数億の費用が発生する可能性があることが分かりました!
当日ランナーが手にする聖火トーチ、道路の警備、スタッフ等々に費用がかかります。
トーチについて
そもそも、トーチはランナーの方でも記念品として貰える訳ではなく、希望者のみが約7万円で購入できます。なお、オリンピック組織委員会では、約1万本のトーチの完売を見込んでいます。
しかし、ランナーの中にはトーチを購入しない方もいます。その場合は、そのランナーが走った市区町村が買い取るしかない事もあるそうです。
道路の警備やスタッフについて
さらに、聖火リレーの際は多くの沿道の応援が見込まられるため、警備が必要です。昨年は聖火リレーの開始2日前に突然延期が決まった事もあり、沿道の警備の解約料など計約2億5千万円の負担を該当の市区町村がしています。
東京オリンピックの聖火リレーは、全国859の市区町村を121日間をかけて回る予定で、当初のランナーの数は約1万人です。
まとめ
今後もランナーの辞退が相次いだ場合の損害は計り知れないですね。コロナ禍で保障が必要な方もいる中で、税金が解約料にまた使われないよう考えて欲しいところです。